形を持たない観念的なものが徐々に可視化されていく映画。
終盤の工場での追いかけっこや
さらには水の雫の上から下への落下が
人物の上から下への落下としてその軌道を重ねる時、
やはりどうして感嘆せずには…
ところどころのぐいっとする感じハッとする。
人形が人間だったところよかったなあ。
白髪とは言われていたが、実際現れたとき思っていたよりけっこう初老の男性で驚いた。歩き方とか。
さいごのふたりの…
これまたちょっとどうかしてるくらい面白い。
60分でほぼ余計なことをせずに走り切ってしまう傑作。
窓の外で雨が降る中、あちらを向いてる人形が動き出す瞬間たるや、察しがついててもぞわっとする。
最…
オープニングから雨が印象的で、これが手に汗握るクライマックスに繋がるという作りがいかにも巧い。捜査過程で登場するマネキンの不気味さ。若きフライシャーの才気を充分に感じ取れる小品で、テーマ的にも後の傑…
>>続きを読む植木等みたいなタイトルだけど、記者であるヒロインに対するのと、終盤の台詞(「観念しろ」のニュアンス)とで言葉遊びなのかな。そうだと思ってたけど、のっぺらぼうの人形が動き出すところで興奮。短い映画なの…
>>続きを読む「絞殺魔」(1968)「マンディンゴ」(1975)のリチャード・フライシャー監督の初期作で、刑事ドラマのカルト作。原案はアンソニー・マン。
雨の日に犯行を繰り返し”ジャッジ”と名乗る連続殺人犯は、…
あれ?これはつまらなかったな。
のっぺらぼうがデーンと登場するシーンと、雨の日にしか殺人を犯さない犯人が配管から漏れ出る水を見て発狂しそうになる場面が見所。のっぺらぼうは最近でも似たような顔写真が上…