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大人ドロップのMのレビュー・感想・評価

大人ドロップ(2013年製作の映画)
3.5
「主よ人の望みの喜びよ」
は教会カンタータ第147番(心と口と行いと生活で)に含まれる、1723年、バッハが38歳の頃に発表した合唱曲である。
バッハはライプツィヒに暮らし、教会で歌われるカンタータを作り、また教会でピアノを弾いて暮らしていた。
神への深い敬愛と憧れの賛美歌。

僕はこの曲を聞くとどうもエヴァを思い出してしまう。

まったくむず痒くなるような内容だったけれど、高校生の頃ってそうでした。
僕にも身に覚えがいくつもある。
とにかく橋本愛が美しいのと池松壮亮の痛々しさになんだか16.17歳くらいを思い出した。

今僕が23歳で、もうすぐ24歳になるのだけれど、それでも大人になったのかはわからない。
ただ一つ言えるのは、僕にはもうこの映画のような気持ちを味わえることは二度とないということ。
それってすごく残酷なことだと思った。
あの頃はそれが当たり前で、今思い出すからこそそう思えるのかもしれないけれど、あんなに美しい気持ちと時間は他にはない。
そして永遠にそこに身を置けないなんて。

橋本愛はいつも主人公の前から姿を消して、儚い夢のような存在になっている。

僕もショートヘアーのかわいい女の子と文化祭を一緒に過ごして、少しずつ大人になりたい。

元気ですか??
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