ヤックル

インド・オブ・ザ・デッドのヤックルのレビュー・感想・評価

インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)
2.0
ゾンビとは馴染みのない文化圏ならではカルチャーギャップを使ったギャグ、ゾンビに馴染みのない文化圏を舞台にしているからこそ奇をてらうことなく基本に忠実なゾンビ造形、ゾンビが作られる理由とそれを活かしたゾンビの弱点等、ゾンビ映画をしっかりと研究されているなぁ思いました。
個人的にはもっとインド映画的な要素が詰め込んでも良いと思いますが、全体的には良く出来ていると感じました。

演者さんたちも相変わらずの美男美女揃いなので、そういう意味ではインド映画とゾンビ映画は相性は良いのかもしれないと感じました。

ただそれとは別にして、この映画が面白いか面白くないかって言ったら全く面白くありませんでした。
と言うのも面白くなかったと感じるのは、ゾンビに関するところではなくてコメディパートのところで、生きる死ぬの瀬戸際にあるにも関わらず、完全に危機感が欠如している行動にイライラさせられました。
コメディに何言ってるんだと言ってしまえばそこまでなんですが、ゾンビに関するコメディは面白かった分、ゾンビとは無関係なコメディが全く肌に合わず、かつそれが全編に渡って展開されるのは辛かったです。
加えてゾンビが出てくるまでが遅く、そのイライラさせられる行動を延々と見せられたのも楽しめなかった要因だったかもしれません。
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