小林

恐怖のまわり道の小林のレビュー・感想・評価

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)
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真夜中に走る車からバーへと降り立った一人の男。名をアル(トム・ニール)という。職業はピアニスト。バーの椅子に腰を据えたアルは、自身の数奇な運命について語り始める…。
低予算ゆえの苦心が演出に見え隠れする。ニューヨークのセットが用意できないから大量のスモッグを焚いて人物以外みえなくしてしまうなど、その一例といえよう。
それでもなお、フィルム・ノワールの構成要素、即ち、夜、車、雨、運命の女等をふんだんに取り入れた本作は、カルト映画の地位を欲しいがままにしている。
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