Haruki

恐怖のまわり道のHarukiのレビュー・感想・評価

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)
4.6
恋人のもとへ向かうためLAまでヒッチハイクをする男が、数奇な運命に搦めとられていくさまを描いたサスペンススリラー。

短めの映画ではあるが、非常に鋭くダークなストーリーに凝縮されている。

神のいたずらとしか言いようのない運命に選ばれた男の末路を通して、この世の数奇さ、滑稽さ、そして容赦のなさを描いている。

ベラのキャラクターは非現実的なまでに強烈だが、なぜか成立してしまっている。

ひりひりとしたサスペンスでありながら、寓話的であるがゆえの非現実感なのかもしれない。
Haruki

Haruki