洋画ずき

アバウト・タイム 愛おしい時間についての洋画ずきのレビュー・感想・評価

4.2
こんなにグッとくる映画だったのか。

鑑賞は3回目で、ラブストーリーが得意じゃないのもあり、なんでこんな人気なんだ?て思っていた自分を水責めしたい。見おわっていま心がポカポカしてる。たぶん最近色々あって愛に飢えている相乗効果もあるが。

まず家族1人1人が全員愛らしい。ティムとメアリーがとくに。あとお父さんも。みんなが家族を強く愛してる感じがすっごくいい。

こんな風に誰かを本気で一生かけて愛したいし、愛されたい。

違う人間同士が一緒に生きていくことの難しさ、障害を乗り越える苦悩などは描かれず、キレイなところだけ抽出されている。この作品の評価が高いように、誰もが本当はこんな風に愛し、愛されたいのに、現実には誰もが健全じゃないから人を簡単に信じて愛せないし、未熟な自分を全てさらけ出したうえで愛してもらうのも難しい。でも本当はどうありたいか、それを気づかせてくれる映画。

「この日を楽しむために、自分は未来から来て、最後だと思って今日を生きる」
こんな風に日常に隠れてる幸せに気づき、喜びを噛み締めながら生きることはできる。誰にでも、今日からでも。
洋画ずき

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