坂本くろみ

アバウト・タイム 愛おしい時間についての坂本くろみのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

初視聴年:2021
良い映画ではあるし、落ちのメッセージの説得力を増すための前フリではあることは分かるのだけど、それにしたって万能の力を倫理観と人道を無視して好き放題に使いすぎでは!?と納得したような困惑が試聴後も収まらないような、独特な内容の一作だった…。
けどまあ、使い方に制約も手間もかからず、重度の副作用もないのに手軽に人生の選択肢を変えられる力を一般人が持ってしまったらこういうことをするかもしれないと、妙な説得力もありつつ、納得するしかないような作品だった。

このジャンルでこれくらい突き抜けた方向性の作品ができたことは、後に続く作品群に何かの影響を与えたのかもしれない…。