Ark

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのArkのレビュー・感想・評価

3.9
2023-171
平凡に生きてきたティムは21歳の誕生日に、父から一家の男たちにはタイムトラベルの能力があると知らされる。ティムはタイムトラベルを繰り返し人生を操っていくが、やがてある大切なことに気づく。


些細なミスをする度に何度もタイムトラベルをして思い通りに直していくティム。数年間タイムトラベルを繰り返すが、大切なことに気づく。

それは、失敗をしたり嫌な1日だったりしても、どんな日でも1日1日が特別で、今を精一杯生きることが大事なんだ……ということ。

生きていれば色んなことがある。嬉しいことや楽しいことよりも嫌なこと辛いことの方が多い。でも同じ1日は1日たりともない。最高の日も最悪の日も繰り返しはしない。日々を精一杯生きれば、タイムトラベルなんか必要なくなる……ってことかな。
でも正直、戻れるなら戻りたいよね。でも同じ時間をまた生きるのはダルいからやっぱり御免かも。

「私は落ちこぼれなの。家に1人はいる出来損ない。取り柄がなくて、ヘマして、人生につまずく。落ちこぼれなの」
そう言って落ち込むキットカットを、「お前は最高だ」「お前を失いたくない」と慰めるティムが最高だった。ストレートに愛情を伝えてくれる人がいるって素晴らしい。

この映画では人と人の繋がりがすごく温かく描かれていて、こんなふうに人と深く関わって分かり合えるってすごく良いなと思った。どんな時でも寄り添ってくれる人がいたら最高だね。

レイチェル・マクアダムスの愛嬌って本当に素敵だよな~。
ドーナル・グリーソンはイマイチ冴えない男の役をすると良い感じになるね。

脚本家のハリーのキャラクター結構好き(笑)幸薄めでちょっとやさぐれてるけど、なんだかんだ言って良い人だなって。

監督、ビーンの脚本の人なのか(笑)振り幅デカくてすごいなぁ。

部屋にアメリのポスターが貼ってあったのは見逃さなかったぞ!(笑)
Ark

Ark