JTKの映画メモ

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

3.8
恋愛物は観てるこちら側が気恥ずかしくなって物語に没頭出来ない事が多いので積極的には観ない事にしている。
この作品もタイムトラベルというSF仕立てながらも「一度しかない出会いや平凡な日常こそ大切な事」的な、言葉にすればあまりにもベタな恋愛&人生指南映画、、、なはずなんだけど、悔しいことに感動してしまった。
出てくる人出てくる人押し並べて素直で可愛げがあってキュート。そのキャスティングも絶妙。キュアーとかニック・ケイブとか洋楽ファンにはたまらん選曲の音楽もグッド。主人公2人の住むアパートの隣りのブティックの名前が「Hunky Dory」だったりね。
最もウルっときたのは後半のビル・ナイとの少年期に遡っての石投げのシーンかな。誰のツボにもハマるように出来てる脚本が上手いんだ。
これは誰にでも安心してお勧めできる「ラブコメ」です。