吉倉光希

アバウト・タイム 愛おしい時間についての吉倉光希のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「あ、これ私好きなやつだ」となりました。
友人から勧めてもらっていたこと、Amazon primeの一覧で見た時の映画ポスターがきれいで気になっていたことがあり、「みたいなあ」と思ってたら、会員特典が明日まで。
じゃあと優先順位を上げて本日視聴。

確かにSF的な要素を強く求める方には不完全燃焼にはなりやすいかな、という印象があります。
日常の中に特殊能力が溶け込んでいるし、それで劇的に何かが変わるわけではありません。
しかしながら、だからこそ私は好きだったといえます。
この辺りは好みの範囲になってくるだろうなぁと。

途中にあった「1日を終えた後戻り、余裕のなかった日々をもう一度過ごしてみる。そうすることで気付けなかった日々のすばらしさに気付くことが出来る」というお父さんの意見があまりにも素敵だなぁ、私もそういうことをしてみたかったなぁと思ったけれど、物語の本質はそこじゃない。

人って、たぶん後悔をしながら生きていく生き物なんだと思います。
私は特に完璧主義者な面が割とあって、無いものねだりをしてしまう傾向があったりします。夜眠る前に、「あーあ、どうしてあれがうまくいかなかったのかなぁ」って思ってしまうことがたくさんあるタイプの人間。割と似たような悩み持ってる人多そうです。
割と生きづらい。それは否定しないし、悩みでもあったり。
でもたぶん、これは変えることが難しいんでしょう。
たぶん、私は何をしたって後悔したりするんだろうから。

でも、そんな私でも幸せだなって思う瞬間はもちろんあります。
そういう時間を増やすことこそ、人生を豊かにするのかもしれない。
人生っていろんな生き方があるからこそ、生きていくのが難しいし、苦しいし、楽しく思えるのかもしれませんね。

友達が強く勧めてくれたことに感謝だなぁ。
吉倉光希

吉倉光希