過去鑑賞記録

悲しくも、温かい気持ちになる映画だった。家族とは血縁関係や法的な枠組みだけでなく、共に過ごした時間、愛情、互いを受け入れることによって成り立つものだということをしみじみ感じた。あと、メアリールイーズパーカーがめちゃくちゃ美人。帰ってくる場所があることの大切さを感じた。 やはり今でも病気、特にこの映画で出てきているHIVなどに関しては偏見を持っている人が多いし、そのせいで、里親が見つからず、最終的に悲しい結果となってしまう幼い命が、今もまだ自分の知らないところで沢山いると考えると胸が痛い。そんな状況をわかった上で1人でも多くの命を救いたい、と自分の時間や労力を削ってまで小さな子供を救い、少しでもその子が幸せだと思える環境をつくったスーザンに感動した。また、リンダが「あの人なら許してくれると思った」 と母に電話をしたシーンが印象に残った。人はどうしても何かしらの罪を犯してしまうし、完璧な人間なんていない。だからこそ、先程も書いたようにその人を許し、受け入れてくれる家族、つまり帰れる場所があることは本当に大切なことなのだと感じた。
登場人物一人一人がそれぞれを思いやり、色々な方法で愛情を注いでいるのが伝わって良かった。
最後のシーンはやはり悲しいが、それがリンダの考えた末の選択だし、それもまた家族を思いやる気持ちや愛なのだろうなと思った。

良い話だなー