にいにい

LEGO(R) ムービーのにいにいのレビュー・感想・評価

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)
4.0
自分は子供の頃にレゴという玩具で遊んだ記憶がない。ミュータントタートルズやらウルトラマンやらトーマスやらプラレールやら、そんな玩具で自分だけの世界を創造していた記憶はある。ただ、レゴで遊んだことがあろうが無かろうがきっと関係ない。本作はあの時の子供心を思い出させてくれる。

レゴに対する愛着が全く無い自分だけどこの世界観はワクワクした。建物や海やら空やら煙やら何から何までがレゴブロックで作られた本作。色彩が豊かで情報量が多い。観ていて全く飽きなかった。
そして次々に登場する有名キャラ達、数々のオマージュ。子供よりも大人の方がこの辺は観ていて楽しめるに違いない。

終盤にかけてこのレゴの世界が実は〜だったってことが明かされる。この構造は賛否両論あるだろうが、自分は良かったと思う。社会人になってどんどん型にハマり、思考を放棄してきているのを実感していた自分にもとても刺さった。

かと言って本作はクリエイティブで創造的な思考だけを賞賛している訳ではなくマニュアル通りに出来ることの重要さも説いている。社会が社会として成り立つためには歯車が欠けてはならない。決して嫌味には感じさせない内容になってたと思う。

ビジュアルだけでも子供も大人も楽しめるだろうし、その情報量の多さから何回観ても新たな発見がありそう。何度も見返しそう!全ては最高!!
にいにい

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