レゴムービー系ではやはりベスト。
もちろんLEGOブロックという膨大な素材があってこそではあるが、ここまで徹底して映る全てをレゴで表現する発想と構成には驚かされる。またこれが全てCGだというのだから恐れ入るというか、ビビる。
安易な名前やある種の幼さがあるギャグネタや話運びなどに最初は違和感も感じるが、物語が進むにつれ本作のレゴの世界の仕組みが明らかになっていくと、その違和感も全て解消される。つまりは誰の為の物語なのか、という事を明かす辺りの展開の仕方がとても上手い。
大人になるとものの見方や考え方は凝り固まったものになりがちだが、そればかりではいけないと考えさせられる映画である。