りおん

アマンテス 愛人のりおんのレビュー・感想・評価

アマンテス 愛人(1991年製作の映画)
4.2
愛欲に溺れてる感じが凄い好き。ルイザの艶っぽさと対するトリニのあどけない魅力。男からすると大人のルイザが魅力的に感じるのは非常にわかる。トリニのかわいいんだけど、色気の無さというか、重いというか、ウザったいというか、上手く表現できないけど、かわいいのに、惹かれない、というのを、ピカイチに表現している。女優さんが上手いのか、監督が上手いのか、そのまま演技させたら、そのままこの感じが表現出来たのか。全くわからないけど、上手いな!!と感じた。全く男を手玉にとれない、かわいい若い女をここまで上手く表現してるものを僕は他に知らない。本能のままに生きてるのも個人的には好き。殺しは良くないけど、殺してでも愛し合いたい、と貫き通したのは凄いと思う。トリニが可哀想過ぎるけど、それ故に更に魅力的に映るのもまた皮肉なもので。これだからヨーロッパの映画はたまらなく好き。
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