chip

はなしかわってのchipのレビュー・感想・評価

はなしかわって(2011年製作の映画)
3.9
ハル・ハートリー作品、4作目。
すっかりハマっています!
配信でも絶対にやらないし、DVD見つけるのも大変だけれど。。

NY、ジョセフの一日。
つきあっていた女に振られ、追い出されたドラマーのジョセフ。
いつの間にかカードも使えなくて…
現金の持ち合わせも少ないのに…

部屋を貸してくれそうな友人を探すうちに、NYを歩き回ることに。
2回訪れたNYが、隅から隅まで映るのがうれしい!
1時間足らずの作品の中に…
「ダイハード」にも出てきた72丁目駅、アッパーウエスト、
セントラルパーク、チャイナタウン、タイムズスクエア、ブロンクス…
特にブルックリン橋は何度も出てきて、日中、夜景、明け方…いろいろな表情を見せた。流れるイーストリバーも美しい。

宅配便の手伝いをしたり、自殺を止めたり、腰痛のハウスキーパーのマッサージをしたり、作家のタイプライターを直したりする。
お金ないのに、絶対にお礼を受け取らない、そんなやつ、ジョセフ。

作家さんとの会話
「君の本もぜひ読みたい」
「出来が良くない」
「いいよ、良い本は読みつくしたから」
こんな何気ない会話がいい。

独特の雰囲気、テンポ。
やっぱり好きだ、ハル・ハートリー!
chip

chip