グリーンツー

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

この人の作品は基本的に好きなんだけど、この作品はあまり好きになれない。「宗教」を漫画にすること自体、あまり良く思わない。

扱う題材が「宗教」だと、この作品についての批評の対象は全て「作品」ではなく「教義」になってしまう。そうなると、よほど反社会的な要素がない限り「批評」は出来なくなる。「宗教」は芸術ではないからね。

それにこの作品が伝えたいことは、手塚治虫氏は他の作品でしっかり伝えている。「火の鳥」なんかがいい例。だからわざわざ「ブッダ」なんか持ち出す必要はないし、持ち出すこと自体が反則だと思う。

でも、この作品を観て「面白い」と思う自分もいるんだよね…。矛盾してるけど。