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家族の灯りのhitomi❤のレビュー・感想・評価

家族の灯り(2012年製作の映画)
3.0
「ピンクパンサー」で 観たクラウディアカルディナーレは王女役だった。「山猫」でも、名門貴族のアランドロンに 見初められる。美しすぎる彼女が 老女になっても フツーのおばあさんには見えない。

彼女が自分の人生なんて、つまらない。いつも繰り返しの惨めな、、と言うんだけど まさか!貴方ほどの美女が!とか 心の中で…で、集中できない。

息子が出て行って8年が経つ。なぜか、理由を知らされない母。
彼女の哀しみを思って 真実を告げない夫と義理の娘。

密室劇のように 会話で、ストーリーは進むのだが、、暗く だんだん辛くなる。

家族の中に異端児がいて 好き勝手して その罪を暴かないのは、それも罪では?
身勝手な息子にも、真実を言わない老いた父にも 共感できずじまいでした。
それもまた、人間の愚かさを表現しているのかしらん、、

100歳を越える監督の作品、、小さな戯曲を観ているようでした。
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