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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅のbluemercenaryのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

AV機器販売店を営むデイビッド。
警察からの連絡で警察へ。
高速道路を歩いていた父ウディが保護されていた。

古典的な詐欺商法を信じたウディは100万ドルを受け取りにネブラスカに行くと言ってきかない。
父親の故郷も途中にあることだし、どこかでウディも納得するだろうと二人でネブラスカに向かう事にするデイビッド。

父の故郷にやって来た二人。
親戚家族も暮らしている。
父ウディの旧友たちも大勢暮らしている。
立ち寄ったバーで100万ドルの話をしたウディ。
事態はとんでもない方向に・・・・・・・・(笑)(汗)
どぉうすんだ、この展開。


ちょっとボケてきた父親。
毒舌鋭すぎる母親。
ようやくチャンスが巡って来たフリーキャスターの長男。
自分自身の事で精一杯なのに何も言いださない大人しめな次男。
少しギクシャクしていたグラント一家に訪れた騒動。

お金の話を聞きつけて寄ってくる浅ましい親戚に旧友たちの厚かましさ。
父親を守ろうとすることで家族は次第に一致団結してくる。
何となくそれぞれが絆を再認識することに。

目的の地、ネブラスカのリンカーン。
賞金は当たる訳がない。
んな事は解ってた。
父親と旅をしてデイビッドが得た事。
掛け替えのない"賞金"がウディを待ち構えていた。
デイビッド△!

ちょっとヤバい、カッコよすぎる結末。
なんて小気味良い展開だろう。
観ている観客誰もが両親を、家族を想ったと思う。


モノトーンで低い位置からの広角レンズによる幅広奥行のある映像。
これが割と単純なロードムービーを美しく、不思議と懐かしく描いていたかと。
秀逸すぎ!
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