TAKーKUN

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅のTAKーKUNのレビュー・感想・評価

4.0
同じペイン監督のファミリー・ツリーに凄く似ている感じがした。

ファミリー・ツリーが先祖のルーツを探る話に対して、本作は父親のルーツを探る作品。
母親のビッチ発言によってひいちゃう部分もあれど(笑)、父親の本質を知ることによって、より深く父を知るみたいな。

サイドウェイズもそうだけど、何気ないテーマをもとに人間ドラマをシリアスにしないであっけらかんと見せるのはさすが。

あえて白黒にした所が、懐かしくもあり、ネブラスカという都会じゃないところでの仲間のつながり、閉鎖たるゆえに醜いところ。シャマラン監督で言うとヴィレッジだね。

主演のおじいちゃんブルース・ダーンがオスカー主演男優賞にノミネートされているだけあって巧い。
C・ベールもディカプリオも文句のつけようの無い演技だけど、熟練したシンプルな表情が何とも渋いっす。
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