このレビューはネタバレを含みます
じんわり…じんわり沁みてくるこの感じ。これは好きだなぁ。
なにが好きって、家族って本来こうあるべきってのを押し付けがましくなくじんわり感じることができるのが素晴らしいよ。インチキ宝くじってわかってて付き合う息子や、なんだかんだ言って旦那を愛してるビッチなお婆ちゃん。それを淡々と進んでいく物語の中で、自然に…あくまで自然に心に認識させてくれるって言うかさ。人物像を説明するんではなく植え付けることができるって、なんか凄い。監督凄いです。
線路で入れ歯探すシーンの親子の会話が好き。パンツの中やブルマの中を狙われてたって言うお婆ちゃんが好き。父のために殴り慣れてなさそうに鉄拳を奮う息子が好き。パカーって口を開けて眠るおじいちゃんが好き。ラストの展開ほんとに大好き。
父と息子って憧れる…憧れるけど当事者にはなれないから、私はもうちょっと歳をとったときにこの映画のジューン・スキップみたいなお婆ちゃんになりたいな〜(^^)
