こもえ

家路のこもえのレビュー・感想・評価

家路(2014年製作の映画)
4.0
福島の原発事故で故郷に帰りたくても帰ることができない人々の現実がフィクションで描かれています。
松山ケンイチが友達と誰もいなくなった町並みや学校を歩いて回るシーン。家やお店、学校すべてがそのままなのにそこに住めないという現実が突きつけられます。健康被害を考えるとそこには住めないのだけど、故郷での生活を「なかったこと」にはしたくないという思いから実家に住み続ける松山ケンイチ。原発さえなければ生活再建ができるのに…この思いは決して消えない。どうしても拭えない思いがひしひしと伝わってきます。
2015.03.19鑑賞
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