家路の作品情報・感想・評価

「家路」に投稿された感想・評価

2014年3月1日、新宿ピカデリーで鑑賞。(15:30~の回)

考えさせられる映画だった。
ドキュメンタリー的な手法が見事だった。

東日本大震災から今月(3月)で3年となるが、風化させてはならない物語を映画化して見せてくれたことに感謝したい。

しかし、田中裕子は最近、老人役が多くなってきたなぁ~、という感じ。
『はじまりのみち』ではリアカーで運ばれ、この『家路』では松山ケンイチにオンブされて山道を往く。
馮美梅

馮美梅の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

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manunited1

manunited1の感想・評価

3.5
大地震後の福島県を描くドラマ。松ケン主演。反原発のメッセージ性の強い作品で、福島の仮設住宅で暮らす方が北海道産のコメを食べていたり、仮設住宅で暮らすストレスからカーセックスをしたりと、細かい演出が良い。怖いのは、この映画でのシーンがいまだに現実ということだ。

東北の現実をドキュメンタリータッチに描いた良いドラマだった。そういえば、復興予算ってどこにいったんだろう・・・。
震災後、原発の影響で自宅が立入禁止となり故郷に戻れなくなった一組の家族の生活を通し、家族の再生を描く話。

故郷を心の拠り所に外へ出ていった弟、故郷に戻れなり地元で不便な生活をする兄家族と老いた母。震災という有事に家族で唯一立ち会えなかった罪悪感・疎外感から、家族のために何かしようと大胆すぎる行動を起こす弟に共感した。

テレビ番組で取り上げる震災は美談ばかりで、『家路』に出てくる家族のように、複雑で時に理解しがたい震災との向き合い方があっていいよなと思った。

母をおぶって山道を歩いていく松ケンの姿が印象的でした。
2015.3.29
難しくて私にはよく分からなかった
ちょっと難しかった。
テーマとゆーか伝えたいことが明確にみえなかったけど言いたいことは感覚的に伝わってきた。

うーん…。

結がない気分ってゆーのかなぁ。

うーん。。
なつこ

なつこの感想・評価

3.4
誰も居なくなったから帰ってきたという、行方知れずだった次男。
それは震災後誰も住めなくなった土地。
家も商店街も全てそのままなのに、住めなくなった土地。
そこでは、田畑を耕し生活するという、何気ない普通のことが特殊に映る。

こんな事になってようやく、母との普通の生活をやり直せる、皮肉で哀しい現実。

描きかたは優しいが、シビアな内容で、触れてはいけない柔らかい部分に触れたような感覚に陥る。
「家路」の忘れがたいシーン。

田中裕子(義母)と安藤サクラ(嫁)が夜中に仮設住宅を抜け出して、コンビニのベンチに座って缶ビールをのみながら親密に語り合う。

土地に縛り付けられたようで嫌だったと話しながら、田中裕子が安藤サクラの口元に食べかけのソーセージを待って行く。
安藤サクラは一瞬びっくりした表情を見せるが、照れ笑いを浮かべてパクッと口の中に入れる。きっとアドリブだったのではと思わせる。すごく好きなシーン。

帰る家を失ってしまった人々の孤独と故郷への希求を描いた作品として、家路は忘れがたい作品となった。
love1109

love1109の感想・評価

3.8
田を耕して、苗を植える。日本の原風景といえる豊かな自然の中で、先祖代々受け継がれてきた暮らしを守りながら、生きる。その営みのあまりの美しさに胸が締めつけられる。人間にとっての、この上ない悲しみは、生活の糧となる仕事を奪われること、そして、生まれ育った故郷を追われること。「ドキュメンタリーでは描けない福島を描く」という久保田監督の静かな情熱のこもった魂の映画だった。
こもえ

こもえの感想・評価

4.0
福島の原発事故で故郷に帰りたくても帰ることができない人々の現実がフィクションで描かれています。
松山ケンイチが友達と誰もいなくなった町並みや学校を歩いて回るシーン。家やお店、学校すべてがそのままなのにそこに住めないという現実が突きつけられます。健康被害を考えるとそこには住めないのだけど、故郷での生活を「なかったこと」にはしたくないという思いから実家に住み続ける松山ケンイチ。原発さえなければ生活再建ができるのに…この思いは決して消えない。どうしても拭えない思いがひしひしと伝わってきます。
2015.03.19鑑賞
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