ありごん

ローン・サバイバーのありごんのレビュー・感想・評価

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)
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米ソ冷戦から始まり、インドとパキスタンの睨み合いの中で大国に時には利用され、大量の武器を持ち込まれ、遂には見捨てられたアフガニスタン。

そこに漬け込んだ大金持ちでテロリストのビンラディン率いるアルカイダ。タリバンの一部勢力と繋がり関係を深めた。
タリバンにも色々な勢力がある。過激な勢力も有れば平和を願う勢力もある。問題なのは統制が取れないこと。タリバン含めアフガニスタンから過激な思想が無くなることを願いたい。

アメリカはタリバン後の政権に多くの支援をしたが、そのほとんどが政権幹部の汚職につながってしまった。アフガニスタン軍の増強についても過小報告を信じてしまい自国の紛争を掌握できる力を持たせることができなかった。

結局アメリカの撤退でアフガニスタン軍は自国を守れなかった。政権中枢は逃げ出し、国民はまた取り残された。そして何より20年で多くの人命を失った。

今タリバンと接触を始めている大国もある。またアフガニスタンが利用されようとしている。アフガニスタンの国民が平和に暮らせる日が一刻も早く来ることを心から願いたい。そしてこの国の未来に命をかけた全ての人に心から感謝したい。

映画に関してのスコアはつけません。
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