Tig

ファインディング・ドリーのTigのレビュー・感想・評価

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)
3.9
公開初日、子どもと約束していので久しぶりに映画館へ。3D鑑賞もとい映画館へ行くのも超久しぶりだったのですが吹替版ファインディング・ドリー。まずは圧倒的な映像美に感嘆してしまい一気に引き込まれました。

子ども向けの話とタカをくくっていたのですが明瞭で誰にでもわかるストーリーの中に、障がいをもつ者の苦悩や、そういった人物との向き合い方、事故を機に精神的に自信を無くし自分が元来有する機能を発現できなくなってしまった者がその出来事を克服する過程、はたまた障がいを持つ者同士がそれぞれの長所を活かして相互に補いあっていく事等、大人も考えさせられるテーマ、ケースの描写がしっかり包含されており、一杯食わされた思いでした。侮ってました…ホントすみません…
あとはやっぱりハートウォーミングな魚達の関係性。ホッコリさせられますね。
世代問わず楽しめる笑いあり、涙ありのエンタメ作品に仕上げた上でなおかつ考えさせてくれる余韻をキチンと残してくれる良作でした。

細かい点を突っ込むとアメリカが舞台で高速の標識は英語なのに、建物の名称は漢字で描かかれている点とか、なんか中途半端な配慮だなあと。出ている人間の人種もほぼほぼ白人なのに、八代亜紀八代亜紀八代亜紀。やっぱ違和感がある。個人的には改変する必要ないと思いますが、どうせ改変するならもう少し小さい子にも分かりやすい人で良かった気がする。
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