これこそ絶対に劇場で観るべきだった映画。単純に魚が冒険する物語としてめちゃくちゃ面白いかった。
中盤の、ニモとお父さんが噴水をピョンピョン飛ぶところで「んな訳あるかい…」と一旦おもいっきり白けたけど、剥離所に着いてから以降のジェットコースター的な展開には、辻褄がどうこうは関係なくなるくらい興奮して楽しめた。「ポニョ」の興奮を思い出した。
そしてニモから続く裏（？）テーマである、ハンデがある者への眼差しを描いているという点については個人的には文句のつけようが無いというか、取り上げる事自体が歴史的なことをやってのけているんじゃないかなと感じた。全ての子を持つ親が共感出来るのかどうかは分からないけど、少なくとも自分には刺さるものがあって、自分の子にも親に対しても色々考えるきっかけになった。
エンドロールの見せ方も嫌味なく最後の最後までしっかり楽しませてくれて、本当に素晴らしいと感じた。
劇場で観たい…。
