地上波放送吹き替えで。
「ファインディング·ニモ」は当時何度も観たはずなのにあまり内容を覚えてないなぁと思ったら、もう15年も前の作品なんですね。
ニモを先に復習しておいた方がより楽しめる作品だった気がします。
今回の主役ナンヨウハギのドリーは、なんでも忘れちゃう。今言っていたことや、何をしようとしていたかさえ忘れてしまう。
かろうじて自分の名前や、ニモやマーリンのことは忘れないでいるが、生き別れた父母のことさえ忘れていた。
ある日、断片的に取り戻した記憶から父母を思い出し探しに出かけるドリーとニモたちの物語。
ドリーの、思い出してはすぐ忘れてしまう、また思い出せそうで思い出せない描写が続くのでかなり切ないシーンが多い。
すれ違う魚たちは相手にはしてくれない。
それでも陽気で個性的な仲間たちが楽しい冒険の物語へと変換してくれるのがとても癒されるし、ほっこり温かい。
ニモはめちゃくちゃ大人だなぁと思う。
父マーリンがドリーのことを何度か見捨てたりあきらめようとしてもニモはそれを許さない。
家族同然のドリーを大切にする姿が健気で、改めてニモが好きになった。
旅の途中で知り合いドリーの相棒となるタコのハンクがもう最高。
何度もピンチを助けてくれるし、とにかくイケタコ!声が上川さんだし。カッコいい!
他のキャラクター達も皆個性的で、細部まで作り込まれていて楽しいです。
やり過ぎかなと思う展開もたくさんあるけど、トラックが飛んだくだりはもう何でもありなんだな〜と大爆笑。面白い。もっとやれ笑
途中、深い海の底でドリーが1人になってしまうシーンは、暗くて怖くて心細くて胸が締め付けられましたが、そこからの展開はかなり泣けました。
楽しいし、切ないし、温かいし、色々考えさせられたりで素晴らしい作品でした。
本編終了後にはシュガーラッシュ オンラインの映像が流れて、今から公開が楽しみです♪