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人生、サイコー!のetaのネタバレレビュー・内容・結末

人生、サイコー!(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは「人生、ブラボー!」という作品をハリウッドがリメイクした作品みたいです。
異常な回数の精子提供をしたことによって、533人の子供が生まれてしまうという斬新な設定のコメディでした。
533人の中の142人の子供から身元開示の訴訟を起こされてしまう主人公デヴィッド(偽名:スターバック)が、少しずつ自分や子供達と向き合っていくお話でした。
このデヴィッドがそれはもうポンコツで優しくて人を信用しすぎる男なんです。ただこの性格がゆえに色々なトラブルが起こるのですが…😅
デヴィッドが父親だと明かさずに子供達を見守り手助けをしていく様子が素敵でした。
デヴィッドは子供達と一緒に喜び、一緒に楽しみ、一緒に悲しみ、時にはしっかりと叱り、一生懸命に寄り添っていました。そんなデヴィッドの姿は、子供達から見るとまさに理想の父親だったのではないでしょうか。
子供の後をつけている内に、原告団である「スターバック・キッズ」の集会に入ってしまうポンコツ具合…そしてその後1人の少年ビゴにバレてしまうというこれまたポンコツ…(笑)
ラストのデヴィッドと妻エマの間に生まれた新しい命に、いわゆる「遺伝学上の子供達」が駆けつけて祝福していたシーンが微笑ましかったです。
複雑でリアリティは無い家族関係を描いた作品ですが、子供や兄弟が沢山いるって純粋に楽しそうだなと思いました。
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