やまだ

寄生獣 完結編のやまだのレビュー・感想・評価

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)
1.6
前編も映画館で観ましたが前編は面白かったです。
そのため後編にも期待していたのですが…
結果としてはなんとも言えない感じです。相変わらずアクションもCGも各俳優さんの演技も良かったです。
ただ脚本が………後半の駆け足感が半端無くてイマイチ入り込めませんでした。
細かい点は他の方々がレビューしてくれているので個人的にとても気になったところだけ書きます。
気になった点は大きく2つありまして、まず1つ目は後藤との戦闘の簡素さです。
特殊部隊を全滅させるところなんて描写ゼロで、電話で辻刑事が「なにぃっ?!全滅?!」といって終わりですし
森(林?)での戦闘も圧倒的戦力差を感じるほどのものでもないし
ゴミ処理場での決戦もすぐ終わるし、何故か後藤に自分で手を下すでもなく火に放り込んじゃうし
後藤のくだりはあまりにも味気なさすぎて後藤の悪役感がありませんでした。残念です。
あとこの短さのおかげでミギーとの再会に一切の感動がありませんでしたね。ミギーを失ってからすぐ再会ですもん。なんか冷めちゃいました。
この違和感は原作を知ってるせいなんでしょうかね。

2つ目は新一と里美の濡れ場です。
ざっくりいうと「え、そこで濡れ場?!」です。
ミギーとの再会に感動がなかった要因の一つでもあります。
むりやりねじ込んだ感があってなんともモヤモヤした気分になります。
ゴミ処理場はねぇっすよ。タイミングとしても場所としても
ありえねぇっすよ

後藤と戦闘、ミギー敗北

ゴミ処理場へ逃げ込む

電話してきた里美がゴミ処理場へ来てくれたのでそのままセックス

後藤と決戦、ミギーと再会

ギャグかよ

あそこで濡れ場やるくらいならやらないほうが良かったんじゃないかなと個人的には思いますね。

これ以外にもところどころ気になるところはありますが上記2つが個人的には最も気になったところです。
つまり後藤のくだりまるまる気に食わんってことです。

原作至上主義というわけではありません。表現媒体が変わればもはや別作品であると考えているためそういったところは気にしないようにしています。
ただ完全オリジナル作品としてみても気になるようなところがチラホラあったというのはなんか残念ですね。
やまだ

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