Ryan

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まりのRyanのレビュー・感想・評価

3.3
時々観たくなる。



ストーリー
小学生の頃に仲間たちと物語を空想していた男性。その内容は、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方というものだった。現在コンビニを営む彼は、冴えない毎日を過ごしていた。そんな中、彼の周りに不穏な事件が起き始める。それらは、彼が少年時代に書いた物語とそっくりだった。


主演 唐沢寿明
監督 堤幸彦



3部作の第1作目
初めてちゃんと観た。
当時金曜ロードショー等で常に騒がれていた。改めてこうして観ると見え方が変わる。

嫌いじゃない。
堤幸彦監督ならではのセンスと独特な間が良いバランス。原作を観てなくても楽しめる。
音楽のぶつ切りやジロッと睨むキャストたちが今見ても怖い。
昭和の街並みの再現がとても良くて、夢を抱き大人になり現実を観た大人子供の複雑な心境が唐沢寿明とマッチしている。
全ての謎が残されたまま次の物語に行くわけだが、終始不穏で突拍子もないアイデアはとても印象的。

あくまで映画なので不必要なものは削ぎ落としながら、要らないと感じたシーンもカットしている。その思いっきりの良さがこの映画の醍醐味。

唐沢寿明の歌がたまに脳内に流れてくる。
Ryan

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