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春、バーニーズでのseckeyのレビュー・感想・評価

春、バーニーズで(2006年製作の映画)
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こんなに穏やかで暖かくて優しい日常が、なんでこんなにホラー映画みたいに映るんだろう?私の目には、始まってからずっと、いつどこで不協和音が聞こえてくるのかと構えてしまった。
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ゾッとするほど幸せなシーンに少しずつ、少しずつ、染みてきた孤独。修学旅行で置いてきてしまったもう一つの時間が、ふいに気になっただけ。それだけで、きっかけはあったけどきっかけにしなかっただけ。じゃあ遅かれ早かれ、あの日を過ごしていたというなら、残された妻が可哀想すぎないか?
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言葉には言霊があって、妙に耳にずっと残る力があるから、簡単に人一人の人生を変えてしまえる。むやみに好奇心を煽るような言葉のプレゼントも、注意が必要です。
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P.S
夫婦でも友達でも、人と人は。回り道して、時間をかけて、対処しなければならないのは、いつも”それ”に気づいた方。理不尽だなぁと思いながら、気づかない方への愛情やら思いやりがあるから回り道もするし、時間もかけるし、対処もする。気づかない方はそれにも気づかない。それを経て人は成長できるらしい。それじゃあ、気づかない方はいつ成長するんだろう?
私的なレビューだし私的な疑問でした。笑
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