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ブリスフリー・ユアーズのcinemarのネタバレレビュー・内容・結末

ブリスフリー・ユアーズ(2002年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

序盤は安定のアピチャッポン睡魔に襲われ、夢心地での鑑賞。

車を走らせルンの職場に行き、車を走らせ避暑地に向かうあたりから徐々に目が覚め始める。1つ思ったのが、キアロスタミしかり、やっぱり自分は動いてる車の撮り方フェチみたいなとこがあって、辺鄙なタイの風景が移り変わって行くだけで単純な興奮を覚える。

アピチャッポンだから、物語通して何が起こるわけでもないのだけれど、
この人の長回しは些細な自然の光の変化やふと込み上げる孤独な感情を丁寧に切り取っていて、アピチャッポンが観客に静かに共感を求めているのが伝わってきて、彼の感性を感じたいと素直に思える。

河原で昼寝をするときのミンとオーンの関係性が好きだった。
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