らいち

メアリーと秘密の王国のらいちのレビュー・感想・評価

メアリーと秘密の王国(2013年製作の映画)
3.5
10月にイオンシネマ限定で公開されたばかりだが、すぐにレンタル開始。ほぼDVDスルーに近いタイトルだ。森を通りすがった女子が、森の小人たち(妖精?)と冒険するアニメ。まーとにかく、映像が眩しいほどに綺麗だ。新緑を中心に、パステルカラーに蛍光色を混ぜたような色彩に眼福感あり。昨今のアニメ技術の進化か、キャラクターの質感も異常に滑らかで凄い。バトルを中心に描かれるアクションも躍動感たっぷりで楽しい。それらの映像を観るだけでも十分な価値があるが、期待値ほどの高揚感は得られなかった。キャラの作りこみが弱く、展開の動機も弱い。明らかなドラマ不足は脚本の弱さか。人間界と森の世界が容易に繋がるラストも味気ない。そもそも、敵側の軍団の正体は何だったのだろう。。。説明と想像の境界がややちぐはぐ。アメリカでの興行、評価ともに伸び悩んだ理由が何となくわかるような。【65点】
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