KingKazukiManji

エスケイプ・フロム・トゥモローのKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

3.0
ディズニーに対して無条件で嫌悪感を抱かせることに長けていた、アンチ・ウォルト・ディズニー・ムービー。初期のリンチ作品のような粗さを持っていたが、メタ的な要素で溢れていた本編と、虚構と現実の不明瞭さが暗示していた夢の国の痛烈な批判、そしてその異常性をシニカルに描いていたことが、衝撃的で面白かった。その単調整故に常に飽きと表裏一体なので、評価が低いわけも頷けた。モノクロな映像、精神不安をきたす演出の数々、見るからに低予算で、かつ無許可な映像群と、全編通して怖かった。久しぶりに映画観て恐怖を感じた。
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