ゆう

早熟のアイオワのゆうのレビュー・感想・評価

早熟のアイオワ(2008年製作の映画)
3.2
多感な時期ゆえ思い悩むティーンエイジャーの自己破壊的な危うさが大好物なので、鑑賞。
幼いクロエちゃんが一際輝いてる。
バーの黒人が良い演技してる。

内容は、娼婦の母親や客引きの黒人に囲まれ悲惨な生活を送る三姉妹のお話。ティーンエイジャーだからというより家庭環境の悪さから人生に悩む少女たち。
実は監督の自伝だったことをラストで知り、なんとなく納得。

ぶっちゃけた話、長女のエピソードについては「甘いキス」に酔ってるからと言って危機意識が薄れすぎだろと思ってしまった。母親を殴り客引きをする男が安全なわけがないよ。
まぁ母親がアレな人だから倫理的な教育とかまともに受けれてはいないと思うけど。

次女、三女については素直に同情してしまいラストシーンでは笑いながら泣きそうになった。
彼女達の楽しそうな笑顔から、親でなくとも誰かの支えがあれば強く生きていけるということを感じさせてくれる。
非常に前向きな映画。

そして次女三女のその後も地味に気になる。
幸せになってくれてるといいな。
ゆう

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