自分にとって良い映画、波長の合う映画とは映画のエンドロールから終わった後に続く余韻で決まる。
まさに、それ。
言葉というよりは見たこちら側も同罪です。的な後ろめたいここちよくとも罪深い甘く、むんとする湿度の高〜い余韻が心の底から見終わってもなお切なく込み上げてくる。
シャーロットラプリングの壊れそうなはかなすぎる横顔と首ながっ!のすらりとした華奢すぎてどきどきしてしまう首筋。
ダークボガードの母性をくすぐられる赤いほっぺ。
がすごく印象的。
なんでそっちいっちゃうかなー。っていう罪なる方向。それによって増すとんでもなく退廃と虚無のエロスの輪郭がなぞられる、ぞぞぞという感覚の連続。
不安をそそられるけどすぐに耽美で甘苦いスローなテーマ曲も不思議な感覚で癖になる。見終わった後、何度も何度も頭の中を繰り返す耽美なメロディ。何時間でもこの余韻に浸っていたい。
最高です。
唇、黒、ジャム、ベージュのコート、パール。エロスタナトス。