愛の嵐の作品情報・感想・評価

「愛の嵐」に投稿された感想・評価

A

Aの感想・評価

3.3
2018.1.20(Sat)
ヴィスコンティのこと調べてたら度々出てきたので観た。
パッケージのインパクトからどんだけエグいんだろうと思ってたけど、とても静かな作品だった。パッケージのシーンも若いシャーロットランプリングの美しさに純粋にうっとりしてしまった。ナチのしてたことはどこまでが本当なんだろう。マックスが俺の天使とか言っときながら平気でルチアを殴るのはまだわかるけど、ルチアがそのマックスに対して好意を抱いてしまうところに人間の闇を感じた。性的解放がどうのっていう解説をみたけど、ルチアの猫みたいな動きが倒錯具合を強調していて、異常性が際立ってた。支配する側も支配される側も極限状態になると動物的になるんだなと思った。異常って誰が決めるんだみたいなことをマックスが言ってたけど、人間らしくない、つまり理性的でないのがおそらく異常なのであって、この場合は倫理観のないナチ残党の人たちもほとんど本能的な結びつきしかないマックスとルチアもみんな異常だと思った。でもそれを美しく感じさせる描き方がすごい。だから最後も2人にとってはあれが1番のハッピーエンドかもしれないっていう切なさがあった。
天狗

天狗の感想・評価

4.9
申し訳ありませんがレビュー対象は『新・愛の嵐』です。でもフィルマークスにもないのでこれでレビューさせて下さい。

とんでもない作品でした。

原作はなんのことのないハードコアポルノ。youtubeで検索すれば出て来ます。その〇〇や✖✖のシーンをトリミング!!した編集で、画面ボケボケ。△△のシーンとかはカットするので一時間あまりのわけわからないストーリー。

さすがにTSUTAYA詐欺に寛容な自分でもこれは許したらあかんと思う。
大手レンタル業者の扱いのためにこんな編集する会社もおかしいし、それを扱うTSUTAYAもあかんと思う。

暖簾の向こう側に置かないような業界のお約束だけの話で観る側は置き去り。

あげくの果にTSUTAYAのレンタル履歴にも出て来ない。
はっきり言いますが、犯罪に近いと思います。TSUTAYA
みたいな大企業もこんなことするんやということが驚きでした。
Mitsunoir

Mitsunoirの感想・評価

4.0
胸に手を当てるイメージが焼きつく、言葉にするのが難しいが、そのシーンは、女の肉体がもつ美しさとそこに体現される男らしさのアウフヘーベン的官能性があり、それはもうググッとくる。それだけでいい映画。

会話は絞られており、現在に記憶のイメージが流れ込み、彼らは束縛されるように囚われるように変化していく。感情を見せつけるという感じではないアップの目は非常に強度がある。劇場での二人の目線のやりとりは言葉以上のものを物語ってしまっている。ガラスを踏むのもラストも音での語りが効果的。

外見的なイメージでしかないけど、記憶に蘇るルチアはジーン・セバーグのよう、現在のルチアはジーナ・ローランズのように見えた。(どうでもいい)
Uka

Ukaの感想・評価

4.0
倒錯してるわ〜濃いわ〜

普通の幸せが似合わないシャーロットランプリング。ステキ!
変態役しか見たことないダークボガードもステキ!
Guy

Guyの感想・評価

3.1
ナチの弾圧 理不尽に翻弄された者の狂気
脳裏に蘇るトラウマ ぐちゃぐちゃにねじ曲がってしまった性癖 狂ったように抱き合うセックス ラストシーンの美しさ
美しくも悲しい物語
フレディ・マーキュリーはこれを観ていたんじゃないかな~衣装が似てるからそう思っただけですけど、年代も符号するしね。当然グラム系のロックやファッションへの影響は強いのだろう。この手のはいつもよくわからないんですけど、極限の状態においては性欲のリミットが突破され、本性がさらけ出される、そして再会した今、もうもとの社会生活には戻れない、っつーこと?そして主人公を含め、元ナチスが倒錯した趣味を持っているというのは噂されるところで、この辺は支配とサディズムに関連があるんですかね。適当ですけど。
正直、この映画の良さを理解できなかった、、
感性がまだお子ちゃまなのか
ooospem

ooospemの感想・評価

4.8
ナチズムの闇から落とし込まれた究極の官能性。死と直結するというエロスの真理を貫いているようだった。爽やかに生きるために暗黒の過去を隠蔽していても、その感覚が蘇るや否や本能がその刺激を欲してしまう。最早それは暗黒でもなく、二人の人生の運命だったのだとでも言わんばかり。社会や常識を凌駕した、人の持つ感覚世界の深みを畏れずにはいられなかった。素晴らしい映画だけど、かなり引きずり込まれるので体力が必要。
Moeka

Moekaの感想・評価

3.9
ナチス親衛隊は金髪碧眼の美青年達ばっかりだったと聞くが本当にこんなことがあったのだろうか?でもソドムの市をおもいだすと、うーん。支配と服従、拷問者と被拷問者から生まれる異常な愛情。でも2人だけの世界で、理屈抜きに互いを求め合う様はきっと真実の愛にかわりない。退廃的で重々しい雰囲気の中で登場するあのダンスシーン、サロメを原型にしたシーンでいよいよ転がり落ちていく様が背徳感に満ちた深みを与えてくれる。俺たちに明日はないにしろこれにしろ、ラストは普通に悲しい、、、届かない、、、
TaTumin

TaTuminの感想・評価

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インスタントコーヒーと、聖書の話です。
嵐とともに行方知れずになった一組の男女がいて、共感以外の術も持たないのに、嵐のあと残される私たちはいつも各々の言葉で彼らを理解せずにはいられない、彼らを誤解せずにはいられない。
そんな哀れな私たちのためにある、インスタントコーヒーと、聖書の話です。
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