たけp

フォックスキャッチャーのたけpのレビュー・感想・評価

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
4.0
すごく評判はいいけど闇が深そうな話なので見なかった作品

いきなりレスリングの練習シーンから始まる
マーク・シュルツ(チャニング・テイタム)が
本物のレスリング選手かと思うほどレベルが高い
その次の講演のシーンの話しぶりで真面目な人柄が伝わる
その後に兄と名前を間違われて不快そうな態度を見せる

↑たった数分で主人公の人柄を伝える演出がうまい

そして最初のボロボロの施設での練習シーンを入れてるからジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)の豪華なトレーニング設備を見てフォックスキャッチャーに入るのも納得できる
ボロボロの施設での練習シーンを入れる編集は正解

マークが希望した年俸が2万5000ドルらしいが安いと思ってしまった
今の価値だとどのくらいなんだろう?

常にどこか不穏な雰囲気が出てる
そして映画が進むにつれデュポンがだんだんやばくなっていく

練習場の天井に拳銃ぶっぱなすのまでは当時ならアリかな
選手たちの気を引き締めるためにも
日本でもシューティングの佐山聡が合宿で練習生を殴ってた時代だから

試合で音声を小さくしたり大きくしたりする演出もうまかった

格闘技ファンならUFC8(1996年)のゲーリー・グッドリッジvsポール・ヘレラの試合をみんなで見てるシーンには違和感
80年代の時代設定で96年のビデオを見てるのはおかしすぎる
歴史改変までして、UFCの映像の使用許可までとってグッドリッジの試合を流したなら、ラストでマークが対峙するのはグッドリッジじゃないとおかしいのでは?
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