フォックスキャッチャーの作品情報・感想・評価

フォックスキャッチャー2014年製作の映画)

Foxcatcher

上映日:2015年02月14日

製作国:

上映時間:135分

3.7

あらすじ

レスリングのオリンピック金メダリストでありながら経済的に苦しい生活を送るマーク。ある日、デュポン財閥御曹司ジョン・デュポンからソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー”の結成に誘われる。名声、孤独、隠された欠乏感を埋め合うように惹き付け合うマークとデュポンだったが2人関係は徐々にその風向きを変えていく。さらにマークの兄、金メダリストのデイヴがチームに参加…

レスリングのオリンピック金メダリストでありながら経済的に苦しい生活を送るマーク。ある日、デュポン財閥御曹司ジョン・デュポンからソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー”の結成に誘われる。名声、孤独、隠された欠乏感を埋め合うように惹き付け合うマークとデュポンだったが2人関係は徐々にその風向きを変えていく。さらにマークの兄、金メダリストのデイヴがチームに参加することで三者は誰もが予測しなかった結末へと駆り立てられていく。

「フォックスキャッチャー」に投稿された感想・評価

ウタ

ウタの感想・評価

4.0
細部まで丁寧に作り込まれた、良くできた映画だと思います。

というか、実話だそうですが…こわああああ!!
下手なホラーよりよっぽど怖かったです。

静かな狂気というか、度々発生する無言&無音&無表情のコンボ。
たかだか5秒程度なのですが、物凄く時間が長く感じられたし、その間物凄く色んな事を考えて1人で身構えていました。
まさに、銃口を向けられていつ引き金を引かれるかびくびくしている感じ。

始終陰鬱な雰囲気が漂い、観てるこっちはテンション下がりっぱなしなんですが、それでも目が離せませんでした。
秀作。
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.0
ツラい・・・。兄へのコンプレックスと母へのコンプレックスが強い絆を生んだまでは良かったけれど、その関係が崩れた時どうなってしまうのかと考えたら、そりゃこうなるんだろうなぁとしか思えない。お兄さん本当いい人だし、だからこそダメだったとこが大きいし、でもそれぞれ間違ってはなかったし、けれどやっぱりうまくいかないのはどうしてか。重く悲しい映画。あと、三人がそれぞれ演技が達者。
miholy

miholyの感想・評価

4.0
予備知識なしに見てたので結末に衝撃…。しかも腑に落ちるような理由は結局ない。ただ「人間の底知れぬ闇」というものを暗示するのみ。尺も長くシリアスで重苦しいが、終始目が離せない。そしてWWEのカート君がこのフォックスキャッチャーに所属していたという事実にもビックリ。
主演3人の演技もとても印象的。アホクサ映画の「ホワイトハウスダウン」で主演していたばっかりに、なんとなく脳筋的なイメージのチャニング・テイタムが、負けてヤケクソになり泣きながら暴食するシーン。極度の緊張がプツーンと切れ「ダメになりそう」な瀬戸際感が、いやもう心に響く。
気持ち悪いくらいに重苦しい映画。

ジョン・デュポンの心が徐々に抜け落ちていくのがありありと見せられ、それに巻き込まれるシュルツ兄弟と併せて、思わず顔をしかめてしまう。

なのにその雰囲気に飲まれながら観入ってしまう。。

悲劇なのだけど、心の機微を表情や行動で魅せる3人の演技はゾワっときます。

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実際に起きたデュポン家の御曹司による、金メダリスト射殺事件をモチーフにしている。

ロス五輪レスリング金メダリストのシュルツ兄弟。
弟のマークは、内向的で、愚直にレスリングに打ち込み、ソウル五輪の金メダルを目指している。
兄のデイブは、社交的で、家族や友人との時間を大切にするために実質的に引退しているが、それでもレスリングの実力はマークを凌ぐ。(ここにマークの劣等感を感じる)

一方、世界的化学企業、デュポン家の御曹司ジョン・デュポンは、マークにレスリング活動の支援を持ち掛ける。
マークは喜んで飛びつくが、その背景にあるジョンの歪んだ精神が、のちのちの悲劇を引き起こす。
ザン

ザンの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

金持ち恐るべし。スポーツを金で買い占めてはならない。金は出しても口は出すな。金で自分の思うようにならないことには凶行。念願がかなって五輪本番のマットコーナーで、兄コーチがしていたようにパサパサとタオルでレスラーに風を送っているのが滑稽でならなかった。でも、さまにならない不格好な感じをコミカルに演じるのは本来のスティーブ・カレルの真骨頂だろう。
TM

TMの感想・評価

4.1
情報も忘れかけていたので、
あ!そっちかー!ってなりました。笑

最初のシーンからわかる通り、
ノワールのように結構重たく、
3人の気持ちが絡み合いダークに変化していく様が秀逸で、思いのほか引きつけられる傑作でした。

デュポンが起こした行動は常軌を逸してますが、
それまでの経緯にある嫉妬心や猜疑心、心の乱れは男として、人として、じわじわくるような共感を覚えてしまいました。
冒頭の弟のシーンでは、長回しを使ったり、生活の様子をしつこく撮ったり、現代的で禁欲的な演出により、映画へ入り込ませることに成功している。

自堕落になってしまった弟はデュポンに平手打ちされ、さらにやる気をなくし、予選でも負けてしまう、その後兄に平手打ちされると、やる気を出し予選を突破する。同じ平手打ちを使い、デュポンと兄の差をつけている。

またデュポンの平手打ちの前の凄まじい間は平手打ちされる予感をたっぷりとくれる。
それも含め、例えば事件を起こす直前のビデオを見終わった後の間も、デュポンの狂気がうまく表現されている。なにも動かないことで、現実は身を潜め、不可視な妄想が動き始めることを予感している。

デュポンが親友が母親の雇われだったことを吐露する後のデュポンが主催のレスリング大会で優勝するところ。それに関わる人物たちの仕草により、未だにデュポンが雇われをあてがわれているのがわかるところがいい。

弟がデュポンの所へ行くことを報告したシーンの兄役のマーク・ラファロの演技は素晴らしい。

金メダリストが講演に来ても盛り上がらない子供達と、総合格闘技に出て行った弟へのUSAコールは皮肉な落差である。
You

Youの感想・評価

4.0
承認欲求が強いおじさんの、狂気の沙汰。
面白すぎてあっとゆうまに終わった。
やまだ

やまだの感想・評価

4.1
鑑賞メーターからお引越し。過去に鑑賞。

実話系。
暗くて怖くて気持ち悪くて…目が離せません。
スティーブカレルの演技に引き込まれます。
コメディ俳優とは知らなかった。
スティーブカレルの、今までにない迫真の演技、狂っていく様が良い
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