女子校に通う5人の高校生の物語。台詞がとにかく難しく、とても彼女達から紡ぎ出されるものとは思えなくて、観ていて何度も引っかかってしまった。
りこがさくに対して君〜と呼びかける場面が多くて、どうしても「花とアリス」が頭をよぎった。所々、ダンスが話に絡んできたり、色鮮やかな花壇だったり、重なる部分があるから楽しんで観ることができた。
「君の目で見られてみたい」「あなたの一部になってみたい」など、直球なフレーズが多くて観ていてついていけなかった。でも、そういう場面は長く時間をかけて撮っていたりして、そこが台詞を自分の中で理解していく上で良かったと思う。
5人全員に視点を向けているのは良いけれど、5人の思っていることとかが台詞になっていても、理解しづらいところが今作を観ていてつらかった。
喜怒哀楽が彼女たちの表情では分かっても、もっと細かな感情が台詞から汲み取るのが難しい作品だった。