河志麻二十日

イコライザーの河志麻二十日のレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.4
強すぎると、おじさんでもかっこいい。おじさんとしてのかっこよさではなくて、ただ純粋なヒーローとしてのかっこよさです。
でもこのおじさんが正義の心の持ち主で良かったと思うのです。悪のギャング組織にとってもマッコールにとっても、殺しは問題解決の手段の一つで、対話と同じ程度の認識であるという様に見えたからです。悪の組織が情け容赦なく殺しに走るのは物語的にあり得ることですが、正義のヒーローも、悪の組織である以上、ペーペーの下っ端だろうとぶっ殺しまくります。悪に情けはありません。そんな残酷さも堂々と披露しているのに、ヒーローに見えてしまうのですから、むしろ怖いです笑。こういう勧善懲悪のアクションものは久しぶりに拝見しましたが、テスト期間中の私には、何よりも気分が晴れる楽しい映画でした。