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イコライザーのKANIOのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
5.0
スティーブン・セガールやトム・クルーズのように、長年のキャリアの中で徐々にキャラクター化されつつあるデンゼル・ワシントンの130分に渡るプロモーションムービーみたいなモン。
デンゼル・ワシントンがどんな人物か知りたかったらこの一本観賞すりゃ万事解決。
要するに、「舐めてかかったおじさんが実は超強い奴で~」系の映画で、基本的にデンゼルおじさんの真顔がアップで映ったら次のカットで敵は全員死ぬ。

アクション映画のハズなのに「敵を倒すカットを映すことなく敵を倒す」という離れ業が成されており、何となく観ている方も「デンゼル・ワシントンなら有り得る」で納得してしまうパワー系映画。

石油タンカーのシーンやラストバトルの下りは、もはや伝説。デンゼル伝説。

「なりたい自分になれ、世界を変えろ。その努力を邪魔する奴は俺が排してやる。」という作品のテーマはヒーロー映画に近い物を感じる。
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