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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅のmosasaurのレビュー・感想・評価

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前作のバートン版は、良くも悪くも振りきれていた。もう少しマイルドに、大人になった「アリス」。

前作の「アリスVS赤の女王」という二項対立を打破。
ついでに、「地味な色の現実VSけばけばしいアンダーランド」という色彩感の差異も、
本作ではその垣根を飛び越えて、シーンに合わせて使い分けられていた。

1でかなり無茶をやったので、2は「不可能」かなぁと思ってたけれど、なんとかうまくまとめた印象。『鏡の国のアリス』原作と、アニメ版・実写映画一作目をイジることも忘れず。
バートン×ディズニーの作品から、完全なディズニー作品へ羽化していく様を見るような、そんな気持ち。
魅力的な登場人物たちに囲まれた二時間が去ってしまうのは、少し寂しいような。

追記
RIPアランリックマン
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