架空のかいじゅう

ヒックとドラゴン2の架空のかいじゅうのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
4.6
一作目が大好きで何度も見返し、エンディングの幸せがいつまでも続くような気がしていたので、二作目における喪失や変化をなかなか受け入れられなかったけど、
間を置いて久しぶりに見返してようやく少し受け止められた。

思えば二作とも結構シビアな喪失をアッサリと描き出している。
12月公開の三作目でようやく悲願だった「映画館で3Dヒクドラ」が初体験できるのは本当に楽しみだけど、次はどんなシビアさに直面するか...ちょっと構えてしまう。

謎の仮面ドラゴンライダーが乗りこなす新種ドラゴン
【クラウドジャンパー】(シャープタイプ:ストームカッター種)
名前も見た目も劇中の立ち位置もカッコイイんだよな~。(雲の上のシーン、音楽もカメラワークもベスト...!)
どこかナイト・フューリーの亜種みたいな雰囲気もあるけど、この子も希少種?
冒険世界が広がったことでドラゴン図鑑の希少度も更新されたりしたのかな。
相変わらずナイトフューリーはトゥースが最後の生き残りっぽいけど。
冒頭のヒックとトゥース飛翔シーンで遥か上空を飛ぶティンバージャックたちも、さり気ない出番だけどワクワクするんだよな~下界と交わらない大物っぽい感じ。

三作目でもトゥースの新たな一面やギミック、新種たちが出てくるか楽しみ...。

人物でも、
仮面さん、猫背な動き、虫笛みたいな武器、人間とのコミュ力低下、思想の偏り方や目付きや頬の痩け具合も含めて、意図したものか妙に生々しい危うさもあって、好き嫌いとか置いといて存在感があってキャラ造形力の高さみたいなものに憧れる。でも前作の胸当て兜から想像すると、もっとグラマラスなイメージで想像してた。
ドラゴンハンターエレットの心変わりが早い気もするけど、こういうザ・子悪党なデザインもツボ。

バイキングの若者たち、色気づき過ぎてて笑う。