あいす

神さまの言うとおりのあいすのレビュー・感想・評価

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)
2.4
作業用BGMにならイイ。
最近""だるまさんがころんだ""のデスゲーム採用率が凄いのでこちらも鑑賞。

好きだったところは、ゲームをふっかけてくるヤツらのキャラクター性です。
マトリョーシカなんてわがままフェアリーが喋ってるようにしか思えないし、皆それぞれやる事はエグいが何となくおちゃめ。

ただ全体的「?」が多く、しっかり見てたはずなのにその分からない要素の回収はしてくれなかった印象でした。
そもそも何故こんなデスゲームが始まったのか分からない。
ニュース番組のあのおじさんは必要だったの?
あの引きこもり特攻おじさんは何?
等など、分からないまま終わりました。
原作が漫画なので、そちらを見たら回収できる感じなのかな。
ならその辺映画ではバッサリカットしてキャラ掘り下げしてくれても……とわがままな事思っちゃう。

開始早々だるまさんがころんだがはじまってて、その合間にそれまでの主人公のエピソードが回想で挟まるという演出だったから、キャラクターへの感情移入ができない状態でした。
クラスメイトにも結構いいキャラしてる人はいたのに、序盤で退場。
とは言え、このクラスが普段どんな様子なのかの描写がとても少ないので、爆散して折り重なってる様子の悲惨さへの感情的揺さぶりは無かったです。
「わぉ」みたいな。

個人的にはこけしとシロクマのくだりがお気に入り。
シロクマは割と""ウソツキ""の正体が気になってワクワク見られました。
キャラの掘り下げが控えめなので主人公への感情移入が殆ど出来ず、ただ普段没入して見すぎて疲れる事が多いので、俯瞰的に気楽に鑑賞出来たのは良かったです。
アマミヤくんが厨二病拗らせにしか見えなくてムズムズしました。

良くも悪くも普通、かなぁ?
原作はきっともっと面白いかな?
あいす

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