ぶみ

7500のぶみのレビュー・感想・評価

7500(2013年製作の映画)
3.0
清水崇監督、レスリー・ビブ、ジェイミー・チャン等の共演による航空パニック・スリラー。
ロサンゼルス発羽田行き7500便が乱気流に巻き込まれ、パニックに陥る人々の姿を描く。
実際に飛行しているようには全く思えないセット然とした機内のシーンのみなので、ソリッドシチュエーションスリラーの体をなして物語は展開。
ただ低予算と感じるものの、乱気流に巻き込まれたシーンは臨場感溢れ、クオリティ高し。
冒頭、搭乗している人物が会話とともに人となりが紹介されるが、誰も彼もが一筋縄にはいかないクセのある人物ばかり。
正直誰にも感情移入できないのだが、それであるが故に物語の肝に繋がっており、振り返るとこれが中々面白い。
フライトパニック、スリラー、ジャパニーズホラーと様々な要素が盛り込まれているが、どっちつかずに終わらず、想像以上に楽しめた一作。

死は命の一部。
ぶみ

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