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オール・ユー・ニード・イズ・キルの4のレビュー・感想・評価

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死によるループを前提にまで落とし込むことによって、ループ不可能になってからの死の重さがより一層増す。それ以外はループされる時間の大半が省略されることによって、主人公が障害を乗り越えてゴールを目指すありふれたアクション映画と変わらない。だが、終盤のループ不可能による一回性の際立ちは、普段当たり前すぎて見逃しているものを立ち上がらせ、もう一度直面させるという点で魅力的であった。さらに、それが複製芸術によって行われるということに形容し難い矛盾した快感を覚える。
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