たかさき

オール・ユー・ニード・イズ・キルのたかさきのレビュー・感想・評価

4.6
超アクションゲームムービー!さすが日本原作だけあって、ただのタイムループものに比べて「リセット」としてのゲーム感が強い。

現代のゲームのグラフィックは既に現実との壁を非常に薄く、その違和を無くしていて、そうした技術の進歩は“ゲーム”と“実写映像”との距離を限りなく近付けているように思う。しかし、それでもやはりゲームには、実写にない(残機やレベルなど特有の)“ゲーム性”があって、この映画はその性質を上手く実写に落とし込んでいた。

じゃあこれは「観るゲーム」なの?それもまた一筋縄ではいかない。ケイジは単なる鑑賞者の操るキャラクターではなく、時に私達の知らない多くの失敗を乗り越え、鑑賞者の先を行く。「ちょっとお兄ちゃん!私が修学旅行行ってる間に、勝手にゲーム進めたでしょ!」みたいな。

無限に続くリセットを体験させられた私にとって、突然現れる「残機ゼロ」のハラハラ感はたまらない。テンポもアクションも良くて、とても楽しかった。はぁ…PS4買おうかなぁ…。
たかさき

たかさき