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オール・ユー・ニード・イズ・キルのNEWのレビュー・感想・評価

4.4
ゲームの「世界観」を実写化するのではなく、ゲームの「構造」自体を実写化する、本作。何回死んでも、クリアするまでひたすらコンティニューするトム・クルーズの姿は、ゲーマーそのもの。一見、無理ゲーすぎる状況も何度かトライすればどうにかなったりする感じとか、次のステージへ進んだ時の高揚感とか、またこっからやり直しかよ的な絶望感とか、ゲームにおける喜怒哀楽が見事に描かれている。まあ、ストーリーはオマケみたいなもので、それがまたゲームらしくて、良い。
原作者の桜坂氏が「ゲームをやっている人の人生観みたいなものを書きたいと思った。」と言っているけれども、うん、ゲーマーの為の映画なのかもしれない。ゲーム好きであればある程、この映画が好きなはず。
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