このレビューはネタバレを含みます
ループ物の参考に日本語吹替えで観賞。
【ループ物のあるあるメモ】
・相手の台詞を先に、あるいは同時に言う
・知っているはずのない情報を知っている
・何回もその日を繰り返し何回も同じ罵倒をされてウンザリな主人公。
・周りからは予言者扱いか変人扱いされる
・ループは無限ではない(何かしらの制限有り)
【感想】
記憶はそのままにループしている事を活かした戦い方をする。
最初は「紙で手を切っただけで失神する質(自称)」の主人公がどんどんループを重ねる毎に歴戦の戦士の顔付きに変わっていくのが格好良い。
ケイジが途中で一時戦いを放棄してバーで飲んでるのは人間味があって良いなと思った。
小畑健先生の漫画を先に読んでいた為、装備のアーマーがフルアーマーでなくて少しだけ残念に最初は感じたが、それでも最高に格好良かったし強い。銃器の発砲音が気持ちいい。
リタが作戦失敗だと判断した瞬間に容赦なく銃を抜いてケイジの頭を撃つ時に毎回笑ってしまう。
本当に容赦ない…
カーター博士と初めて会った時、博士が手を後ろに隠した状態で「私は指を何本立ててる」という問いにケイジが答えられるかどうかでこれが1回目の会話かどうか調べるやり方はなるほどなと思った。(2回目以降なら当てられるし、後のシーンでしっかりと当てた)
クライマックス近くでのリタの
「ありがとう、ここまで連れてきてくれて」
「貴方は良い人よ もっと貴方を知りたかった」
の台詞が印象的。
とくにケイジに対してこの「もっと知りたかった」の台詞は、ケイジは既に何度もループして彼女の事を沢山知っているのに対してリタはまだほとんど知らないんだなと思い出して切なくなった。(共有できない事の悲しみ、孤独感)
《死んでもループできる》という一見最強の能力に制限を設ける事でいざ使えなくなった時の最後のチャンスの命の重みが違うと感じた。
(今回の場合は輸血されて自分の血が薄くなる事がきっかけで能力を失う?という制限)
エンディング
戦いに勝利し、リタや他の隊員が生きているしのを確認しての終わり方は救いがあって良かったと思う。
【すごくどうでもいい感想】
「ギタイ」のイントネーションは
ギ↑タイ↓なんだなーって(笑)
「議会」と聞き間違えて一体主人公は何と戦ってるんだって思った。
アクションシーンは迫力があるし全体のテンポも良くて見やすかったし面白かった。