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イーダのrikoのネタバレレビュー・内容・結末

イーダ(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごい映画を見た。多分始めてみたポーランド映画。
どのシーンも、構図とか画角とか固定カメラなとことか、全部丁寧に意識されてるんだろうなと思った。おばさんの自殺のシーンは、音楽かけて家を出る支度をしてるようにしか見えなかったから、普通に家を出るように窓から飛び降りていったのが衝撃的だった。イーダが最後に道を歩いていくシーンがあったけど、力強い感じがしてかっこよかった。
全体的にバー?で実際に演奏されるとき以外は無音の状態が続いてて、名作ほど音楽をむやみに使わないよなーと思った。扱ってる題材が違うせいだとは思うけど、最近合間を埋めるようにして音楽がさしこまれてる映画多い気がしてたからか、余計無音いいなと思った。
あと白黒映画ってなんでかいつも色が見えてくるんだよね…ローマの休日でも思ったけど、ドレス、リップ、髪の毛、目の色全部に色が見えた。とくに後で映画を振り返ったとき、頭の中で鮮明に色が浮かび上がる!白黒映画の特徴かもしれない。それか自分の中の偏見か。
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